与太話の中のさらに与太話。
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新しいパソ子ちゃんが来るまで何もできないので、無駄にFF10のダブルパロを始めてみました。
原作を知らない人も読めるようにはするつもりですが、よたのことなのでいつまで気力が続くのかという不安要素の方がとっても大きい、か、な!
細切れにぽつぽつ投げます。おおらかな気持ちでみたってくだせえ。
原作を知らない人も読めるようにはするつもりですが、よたのことなのでいつまで気力が続くのかという不安要素の方がとっても大きい、か、な!
細切れにぽつぽつ投げます。おおらかな気持ちでみたってくだせえ。
『彼女』はそこにいた。
目の眩むイルミネーション。途絶えることのない人の流れ。星の見えない夜空。
その中に『彼女』はいた。
誰一人、『彼女』には気づかない。誰一人、『彼女』も気づかない。
行きかう人々の中で『彼女』に興味を持つ人間はなく、『彼女』もまた通り過ぎる影に意識を払わない。彼らには彼らの目的があって、『彼女』には『彼女』の目的がある。度合いは違えど、それぞれに望むものがある。
望み。そう、望みだ。
『彼女』には望みがある。気の遠くなる歳月の間、一度として抱かなかったもの。そうあるべきものだとして諦めてきたもの。諦めていたことすら気付けなかったもの。
『彼女』には望みがある。それの叶う可能性は限りなく低く、けれど機会はようやく巡ってきた。前は気付けなかった。今は気付いている。これを逃せばおそらく次はない。あったとしてもそれはまた幾つとも知れない夜を越えて、そしてその時まで自分がこの望みを抱き続けられるかはわからない。それだけはできなかった。絶対に。
終わらせるために、始めなければ。
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